昨日ジュノーからアンカレッジ入りして、今日はキーナイ国立公園へ日帰りで出かけます。
駅までは鉄道会社の送迎バスも頼めるのですが、歩いちゃった方が早いかも。
ゲストハウスインからでも10分か15分くらい。
ダウンタウン中心ならもっと近いでしょう。

駅でチェックインしてチケットをもらって、車両に乗り込みます。
チェックインのカウンターでも乗務員も皆感じがよくて感心しました。

アンカレッジを出てまもなく、広大な干潟に出ます。
生命の気配がなく、ウエットな砂漠って感じの荒涼とした風景です。

やがて残雪が美しい山が現れ、裾野の緑も美しい。
こんな風景がずっと続きます。

左側に見えてくる氷河。

4時間かけて、スワードに到着。降りたら、待っているバスに乗って港まで行きます。
バスはすぐいっぱいになっちゃったので、歩いちゃいました。5分かそこらです。

ここで再びチェックインしてチケットをもらいます。

そしてその建物のすぐ裏から出て、ボートへ向かいます。
幾つも似たようなボートが停泊してるので、ここは前の人に付いていきます。

出港してまもなく、山が沢山見えてきました。
さすがフィヨルドというだけあって、ノルウェーに似てる。

港を出てまもなく、親子のザトウクジラに遭遇。
幸先よいです。

夏のアラスカ観光ではデナリと並んで重要な氷河クルーズ。
ポピュラーな26氷河クルーズとこのキーナイフィヨルドのクルーズと迷って、海洋動物が沢山いるこちらを選びました。

こんどはオルカ。
ノルウェーで真冬の海で見るのとはだいぶ雰囲気が違います。

イヤーほんとにゲイランゲルからオーレスンに向かうときにこんな風景の中を通って行ったのを思い出す～。
山だけでも十分に見る価値があります。

こんな美しい写真が撮れるのもスティーブのおかげ。
昨日アンカレッジの空港から乗ったタクシーの中にカメラを忘れ、顔面蒼白大パニックになったのですが、ドミニカ出身のドライバー、スティーブがわざわざホテルに届けてくれたんです。

ありがとう、スティーブ。貴方は神です。
このカメラはスティーブと呼ぼう。

水が澄んでいるんでしょうね。空の青が水に映ってすごくきれいでした。

クルーズはランチ付。売店のところへ行ってもらいます。
飲み物は別ですがビール、ソフトドリンク、コーヒーなど色々あります。
コーヒーは7ドルだったかな、ロゴ入りのプラスチックカップをもらっておかわり自由っていうのもあります。
私はずっと2階のデッキにいたので、時々寒くなって何杯か飲んで元はとれました。

さて氷河タイムの到来です。

ぐっと近づいて、しばらく停泊します。
その間に海に浮かんだ氷河のかけらをスタッフがすくい上げて氷河ロック・・・はありませんでした。
さあこれが氷河よ！って触らせてくれるだけ。

崩落もありました。
海に注ぎ込む氷河はよごれがなくてきれいですよね。
まさに氷河のイメージ通りです。

ずっと見とれていた青年。

このクルーズは氷河もがっつり見れてクジラもオルカも見れて山の風景も美しくて、とても充実していると思います。

ここはアザラシのコロニー。
岩の上で日向ぼっこしたり海に入ったりしやすい、見るからにいい環境のようです。

まるでシンクロナイズドスイミング！

スワードに戻って来ました。
やはり山がきれい。
港に入ると、今日初めて見るラッコが一匹迎えてくれました。
ラッコは26グレイシャークルーズの方が多いそうです。

生まれ変わったらこの子になりたい。
名前を聞かなかったけど、本当に感じのよい子でした。
キミが赤毛のアンを演じるなら、私はプリンスエドワード島へでも見に行くよ！

さてまた長い帰り道。
世界一長い日帰りツアーじゃないでしょうか。
ヨークルサルロンより長いです。
何しろ鉄道で片道4時間。
しかし景色は良いし、帰りはビールでも飲んでゆっくりするに限ります。
こういうことはバスではできません。

そしてまた氷河を見て。
近くで見た後ですが、こういう風景もまたよいです。

こんな滝の風景も。

ガートウッドではスペンサー氷河かアリエスカを観光した人たちが乗り込んできます。

アンカレッジに着くのは夜10時すぎ。
6月半ばならまだまだ明るいのですが、朝とはやはり表情が違いますね。