オーレスンの港は東側に泊まっていれば楽に歩いて行けます。ラディソンのすぐ横です。
私の乗る船が南から来ました。
以前にも乗ったことのあるフィンマルケン号。
古くて小さいタイプの船に乗ってみたいけどなかなかううまく当たりません。
オーレスンに朝着く船は、夏はゲイランゲルフィヨルド、秋はヨールンフィヨルドへサイドトリップをします。
そして夕方オーレスンに戻り、小一時間停まってからまた夜7時ころに出港するのです。
オーレスンでの乗り降りは少なく、船はまもなく出港。
穏やかな風景の中を進み、次第に印象的な山が現れ始めます。
1時間ほどで、ヨールンフィヨルドに入るというアナウンスが流れます。
ヨールンフィヨルドは9-10月限定。
なんとも絶好の天気に恵まれたものです。
ヨールンフィヨルド最奥の村、ウルケが見えてきました。
折り返し地点に着いたようです。
デッキに出っぱなしだったのでちょっと休憩。
今回は朝食しか付けてないので、船内のカフェテリアでランチ。
バカラオ。これは失敗だった。。。
さて遅ればせながら陸に上がってみましょう。
数名のグループと一緒に小舟が戻るのを待ちます。
波止場近くのカフェ。。。に寄りたいけど時間がないので村のほうへ歩いていきます。
こんな美しい場所はスイスでもそうはないと思います。
天候のせいもあるけど、正直驚きでした。
船中でまずいバカラオなんか食べず、ここで時間を過ごすべきだった。
15時ころ出港、2時間でオーレスンへ戻ります。
日当たりの悪い岸辺はうっすらと雪化粧していた。
光が当たっていたこともあり見た目にはわかりにくい黄葉ですが、見れば海が黄土色に染まっています。
この航海は紅葉というよりは落ち着いた黄葉と秋景色に彩られたもので、途中の素晴らしい山岳美と最深の村ウルケの意外なまでの美しさが強く印象に残りました。
夕方5時過ぎ、オーレスンへ戻ってきました。
出港の19時まで時間があるのでみな町へ出ていきます。
この時間を利用して西側のアールヌーボー地区も見て回れるし、時間配分に気を付ければアスクラ山頂への往復もできると思います。
私はスーパーで今夜の夕食を調達。
ローストチキン、洋ナシ、チーズ、ブルーベリー、ダークチョコレート。
そして船内のバーで生ビールをゲット。
私的には完璧なラインナップ!
山の上の白い建物のあるところが、昨日登ったアスクラ山のビューポイント。
あそこから今夜も誰かが眺めを楽しんでいるのでしょう。
この船も、そんな美しい風景の一部になっているのかな。
オーレスンの夜景を見ながら、トロンハイムへ向けて夜の航海です。