次はパリを振り返って・・・というところでテロが起きてしまいました。
パリ在住の皆さんが安心して暮らせる日が一日も早く訪れますよう、心からお祈り致します。
チンクエテッレのローカル線からICEへ乗り換えてミラノ中央駅へ11:00に着いて13:00ミラノ・リナーテ空港発のLCCに乗ろうという計画。
ふん、そううまくいくかな。
他人事のように出かけると、なんと、再びまさかのオンタイム。
イタリアの鉄道も頑張っています。
今回はマルペンサじゃなくてリナーテ、ドゴールじゃなくてオルリー、と市内空港にこだわってみましたがしたが大正解。
*とにかく市内から近い
*利用者はヨーロピアンが圧倒的に多く、現地感たっぷり
*比較的小規模なので空港内でも疲れない
オルリー到着後、インフォメーションでカルネとエアポートバスのチケットを買っていたら、急に機関銃を持った迷彩服が増えてきてみるみるうちに色々な通路が閉鎖されていきました。外へ出ようとするとドアはロックされ迷彩服が立ちはだかり、一時的ではありますが空港内から出ることができなくなり、「空港閉鎖」状態でした。聞けばしょっちゅうあるんだそうです。テロが起こってしまいましたが、こうした警戒態勢がなければもっと被害が大きくなっていたのかもしれません。
30分後くらいにようやく閉鎖が解け、やっと乗れたエアポートバス。
パリ南部から入ってモンパルナス経由で凱旋門付近まで行きます。
メトロ4号線の終点付近のPort d'Orleans付近を車窓から見ていて、この辺でもローカルな活気があっていいんじゃないかなと思いました。
パリのホテルは中心ほど高いので、ロケーションを少し外せばその分安くなり、設備面も中心地よりは快適だったりします。
夕方5時くらいだったと思いますが、日が暮れる前にと近くのリュクサンブール公園へ行ってみました。
キラキラした午後の光の中で撮りたかったのですが、西の方向の木立や建物にさえぎられて、もう日が翳ってしまっていました。
そもそも朝食は軽いラテン諸国。3スターホテルの朝食は大抵パンとヨーグルトくらいです。別料金を払ってまで付けなくてもいいかもしれません。
ここもバッフェじゃなくてレセプション当番の人がその都度用意してくれるスタイル。
地でお世話になっているドライバーさんがたまたま時間が空いたということで、少し付き合って頂いてしまいました。
左岸の各エリアをホテルを見ながらまわりたい。
そんなザッパな要望にふむふむ・・・とフレキシブルに対応して頂きました。早朝送迎でお疲れのところ、ドライバーさんなのに散々歩かせてすみませんでしたー。
早速ですがルレ・サン・シュルピスは教会の裏手にある素敵なホテル。
ちなみにホテル名でよくある"Relais"というのは本来は中継地みたいな意味で、"Hotel"も公共の建物という意味で、必ずしも宿ではないそうです。
そういえばエアポートバスの中から"Hotel Police"っていう建物を見て警察官専用のホテル(?)かと思っていたけどそういうことなんですね。
勉強になります。
どのホテルも入口に星の数を記載したプレートを表示していますが、このように料金も分かりやすく掲示しているところが多いです。最もこれはノーマル料金なので高めではありますが。
ここは部屋番号ごとに料金を書いているのがいいですね。
サン・シュルピス教会から駐車できる場所に移動。
この辺はBuci(ビュシ)通り。
メトロ10号線のMabillonの近所で、サンジェルマン大通の北側です。
その並びにあるのがパリ最古のカフェとして有名なル・プロコップ。
創業はなんと1686年。世界史で習った絶対主義王権の真っ盛り、ルイ14世の時代です(日本では将軍綱吉の時代)。カフェの客は歴史の舞台に登場する有名人が名を連ねています。
同エリアにある5スターホテル、ベルアミは対照的な雰囲気。イタリアンのインテリアでモダンにまとめています。これは好みが分かれるところでしょう。
サンジェルマン大通の超有名カフェがある角を入った、静かな通りにあります。ここはすんごいロケーションです。
(M)サンジェルマンデプレ付近、レンヌ通りと交差する辺りが左岸でも特に人手が多くサンジェルマン大通でも一番華やかなところでしょう。
2件の超有名カフェは観光客7割・常連3割くらいな感じだそうです。
こちらはかつて日本にもあったカフェ・ド・フロールです。日本人ギャルソン山下さんでも有名な超カフェ。
魚の種類は多く、日本の魚屋と変わらない気がしました。
消防士自身が照れくさそうに立って売っています。
決まった値段は無く、まあ寄付みたいなもの。前のオバちゃんは1ユーロ払っていたけどそれじゃ印刷代にもならないんじゃ・・・と5ユーロにしてみた。
裏に名前を書いてくれるのです。
レンヌ通りに戻って・・・。ここでまたためになるお話。
このように扉が高い建物がありますが、これは馬車を通すため。
昔の貴族は汚い地面に降りるのをいやがって、馬車から直接室内へ入れるようにしていました。2Fまで高さのある馬車から3Fのバルコニーを伝って部屋へ入るため、古い建物をよく見ると3Fのバルコニーが特に立派なんだそうです。
最後に訪れたのは(M)St.Michel付近。
シテ島が目の前のエリアで、メトロ駅の東側一帯は小さなレストランやバーがひしめいています。
とても活気があり夜は特に楽しそう。ギリシャ料理店も多いんだそうです。
この辺りでちょっとしたアクシデント発生。
行きたい方向の鼻先でレストランの食材を運ぶ車が道をふさいで動かないのです。バックしようにも後ろも詰まってしまい、そんな硬直状態が20分くらい・・・。
自分の仕事をするためには人には気を使わない・・・っていう場合もよくあるそうで。この町で車を思うように動かすのはほんとに大変。