スタッフ見聞録
2015. 1/12-24
オルカとオーロラ!旬のノルウェー北極圏満喫 Part II
ソマロイ
ソマロイへやって来ました。
トロムソの西にあるクヴァロヤ島の西端、橋でつながれたエリアがソマロイです。
橋を渡ってまもなく、左手に折れるとホテルが見えてきます。
ぱっと見、あまりホテルらしくないです。
ホテルの前の風景はこんな感じ。
センヤと異なり平坦で視界が大きく開けているのが特徴です。
いらっしゃーい。
このホテルは都心から1時間離れたこういうロケーションにも関わらずとてもよいサービスを提供しています。
いい意味でしっかり運営・管理されているというか。
例えばレストラン。1Fレセプション続きで非常にオープンな構造。
朝昼夜と常に利用できて、予約無しでも何かしら食べられて、早朝の出発でも何か用意してくれるのが大変ありがたく。
←写真は常にあるメニューのひとつで、トラディッショナル・ノルウェイジャンプレート?みたいな名前の一品。基本はタラと野菜のシンプルなスタイルで、日本の方にも合うと思います。
レセプション続きでバーとレストランが一体なのもいい。
美味しい生ビールがいつでもゲットできること(3サイズ、その都度清算)写真のコーナーではコーヒー・紅茶・ココアが無料でいつでも飲めること。もちろん部屋へ持っていってもいい。
ビール買うとき現金を出したらおつりであたふたしていた。カード支払いが殆どみたいです。
そしてこの人、シェル。
ホスト役、問題解決、動き回るコンシェルジュ。
いつもロビー付近にいてお客さん皆に声をかけている、ホスピタリティ抜群のスタッフ。
今回のソマロイでのダイビングもずっと彼とコンタクトしていました。
客室はこのホテルルームとキャビンに別れます。
この雰囲気と眺め、本館の外観も、ノーザンライトイン(アイスランド)を思わせる・・・。
溶岩台地みたいに見えるのはでこぼこした草地に雪がまばらに積もっている状態。
ホテル棟はレセプションともつながっていますが、このように直接外へ出ることもできます。
ホテル棟を背にコテージの方を見るとこんな感じ。
コテージは2-3ベッドルームなので4人以上がコスト的にもいいですが、ちょっと贅沢に2-3名で使うのもいいと思います。
これは9月に来た時の夕焼け。
さてレディたちはセンヤでできなかったオルカの水中撮影を、このソマロイで果たそうと命運を賭けています。
ソマロイのボートはホテル所有ではなく地元の会社のものです。チャーターも可能ですが1隻しかないので今回はホエールウォッチングツアーと混乗で。
このボートのよいところは温かい室内で待機できトイレもあること。
その代わり防寒具は全員には行き渡りませんので早めに申し出る必要があります。
行くわよーーー。
お仲間もハイテンション!
これはニシンを獲る漁船。
ニシンについてシェルに尋ねたら、子供の頃散々食べて、もうあまり食べたくない
言っていました。
実際ニシンはサーモンやタラのような形ではメニューには無く、酢漬けやトマト味の付け合せ的な瓶詰めが主体のよう。
日本人にとってのイワシのような存在なのかも。
何隻も会いました。
しかしノルウェーでは漁獲量をきちんと管理しており、今ではクジラたちと共存ができているようです。
さっそくザトウ登場。
でも今回は見るだけ。
お目当てのオルカを探します
。
いた!
サア行くわよっ
。
風が強く、本当はもう少し入り江がよいのだけれど時間もあまりなく、ここでトライすることに。
ドッポーン!
レディBがややバランスを崩しているけど・・・?
レディAは果敢に進みます。
風が強すぎ急速に流されるので、ロープで一旦引き上げます
。
残念。
今回はあきらめます。
これもネイチャーです。
今日は1月20日。
今年初めての太陽が顔を出しています。
2ヶ月に及んだポーラーナイト~太陽が昇らない時期~が明けたのです。
山の上の方だけを染める太陽が美しい。
これから日ごとに太陽が出る時間が長くなり、5ヵ月後には逆に夜が訪れない季節となります。
ソマロイでも3泊中2泊、オーロラは見えました。
ソマロイでの観測や撮影の注意点は、
1)明かりが多い
2)風が吹くと大変寒い
←と↑は一番北の端のコテージからです。
どっちを向いても明かりが多いのですが、ここのテラスからが一番観測も撮影もしやすかった。(北と西の方はほぼ明かりがないので)
最初シェルがここにしてくれた時は皆さん遠いーとご不満だったのですが、オーロラが出たら感謝に変わりました。
特にこの日は風が強く寒すぎ、このコテージ拠点に出たり入ったりという環境でなければ無理でした。
こちらはホテル棟に比較的近いコテージ付近。
初めは北の方向から出てきますが、多くの場合は東にも広がり、この日は西も南も、もうどっちを向いていいかわからない状況になりました。
レストランのすぐウラ。
ホテル正面から左方向に小山がありますが、この辺りからよく出始めます。
こちらが北になりますね。
個人的にはこのスポットが気に入ってました。
ホテル正面からまっすぐ行って道を渡ったところに、見晴らし台みたいなのがありました。左が北なので東を向いている状態です。
足元が悪いので(湿地帯っぽい)しっかりしたブーツとライトは必携。
トロムソを飛び立ち、機内から見た光景がいつまでも尾を引いています。
この飛行機を降りる頃にはもう別世界。
いつもながら、夢の中にいたような日々でした。
アルタ郊外からスキルヴォイへ
スキルヴォイとリンゲンアルプス
センヤ
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