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スタッフ見聞録

2015. 1/12-24
オルカとオーロラ!旬のノルウェー北極圏満喫 Part II


アルタ郊外からスキルヴォイへ

一年ぶりに乗ったフィンエアー。

出発してまもなく、エコノミーコンフォートクラスを60ユーロでご利用頂けるというアナウンスが流れました。

誰も関心を示さない中ひとりで移動。

←こんなアメニティも付いています



エコノミーには変わりがないので、見た目は同じに見えます
実際10時間座らないとわからないかも。

結果として疲れなかった、足がつかえなかったというのが一つ目の違いです。

二つ目の違い、これはその時によりますが、数列分ガラガラなのがいい。

窓側で隣がいないのは久しぶりでした。

北極圏に入り、一気にテンションが上がる風景。


今回はオスロで一泊し、ノルウェイジャンエアーでアルタへ飛びます。

この日オスロは暖かく、+4℃。一方アルタは-21℃。



アルタからタクシーで向かった先は・・・。

深さがわからない雪景色
ムースが好む、あまり密でない森。

ミステリーの出だしのような風景の中。
車がやっと1台通れるくらいの道をそろそろと走り、
45分ほどでウンガヨクセトラ・ロッジに辿りつきます。






ノルウェー北極圏は緯度の割に気温が低くなく、むしろオスロの方が下がることが多いです。

が、このアルタは別。トロムソ近辺より断然寒く、雪も多いです。


まだ昼過ぎたばかり。

思えばポーラーナイトの時期に旅するのは初めてでした。


レセプションはこんな感じ。

オーナーはアンティーク好きのようで、古いタイプライターや糸巻きなどが飾られています



レセプションの隣がキッチン&ダイニング。

この味のあるオープンキッチンでは、フィンランド人シェフが腕をふるいます。




朝食や夕食はここでとります

ちなみにこの部屋の隣はラウンジで、ここで飼っている犬がいたりしますが、大変しつけがよく礼儀正しいので犬があまり得意でない方でも大丈夫でしょう。



レセプションやキッチン、ダイニングのあるメインハウスと並んで、コテージがこんな感じで建っています

ラポーニアのロッジと雰囲気が似ている気がします。

ルームカテゴリーは勝手に分けさせてもらうと、3つ。

これが最もベースのカテゴリーで、ロフトスタイルになった2名用の部屋です。

シャワーはなくトイレは水洗ではありません。



1室だけある広い部屋は居心地がよさそうです

木のぬくもりに包まれるような10畳くらいある部屋で、ここもシャワーはなくトイレは水洗ではありません。

シャワーや水洗トイレを使いたい時はメインハウスのものが利用できます。

ここにもロフトスタイルの寝床が。

ここで寝てみたい。




最後に、2室だけあるシャワーと水洗トイレ付きの部屋。

やはりまあ、お勧めはこのカテゴリーですね

1室は明らかにカップル受けするインテリアで、1人旅だとちょっと引きますね・・。



でもよく見るとベッドがもう1台置かれていました。

なのでカップル以外でも赤いハートにビビらずに利用すればいいのだと思います。

広々として、白木の床とアイボリーの壁がとても素敵な部屋です。



バスルームは水洗トイレと



こんなシャワーがありました。




もう1室の角部屋の方は、よりシンプルですっきりしたインテリアでした。

この日はどんよりした雲が停滞していて、オーロラは見られませんでした。

周囲は木立と凍った川、見えているのは低い山。

日中にロケハンして撮影スポットを探しておくとよいです。

アルタ近辺で宿泊先からオーロラを見るなら、やはりここが強力な候補となるでしょう。


朝食ではシェフ自作のスモークサーモンと生ハム、パン。

シンプルなものこそ本当に美味しい。アルプスなどで食べる自家製ソーセージとチーズに通じるものがあります。

ウンガヨクセトラを後にアルタから西へ、トロムソ方面へ。

キルケネスからオスロまで3,140kmを結ぶ道、E6をひた走ります。

途中、特に印象に残った場所が2箇所。

ひとつめは、峠のてっぺん、Gildetunというところ。

まさに絶景です。


ここにポツンとホテルがあるのです。

おお!と思いましたが夏だけの営業だそうです。

夏には一面牧草地となり、カリブーの群れが見られるのだとか。

それも見てみたい!

ホテルは3スターの簡素な設備だそうですが、シーズン中は毎日バスが止まっているのだそうです。

夏のシーズンの目玉は何と言ってもノールカップ。

この辺りはバスツアーのよい中継地になるのです。

次は海に面した、人口千人に満たないSorkjosenという町というか村。

この山と開けた視界に目を奪われました

そういえば、去年リンゲンロッジを訪れた際ここの空港からトロムソへ飛んで帰ったことがありました。

あの時は真っ暗で何も見えませんでしたが、こんな美しいところだったとは。


さらに西へ走り、Rotsundの港へ来ました。

ここから定期フェリーでUloya島へ渡ります。

今回は時間が合わないので専用ボートで迎えに来てくれました。

20-30分くらいでしょうか。本土を後にして島へ向かいます。