スタッフ見聞録
2014.1/21-1/31☆
オルカとオーロラ!旬のノルウェー北極圏
リンゲンアルプスへ
このホテルからすぐのところからも、ホエールウォッチングツアーが出ています。
今年はこの日、1/29が最終でした。
もうかなり南へ移動してしまっているそうです。
私は時間の関係で乗れなかったのですが、Yさんによればオルカとハンプバックがまたまたバッチリ見えたそうです。
この日で
Yさんとお別れ。
私は一人リンゲンアルプスへ、Yさんはソマロイにもう一泊。
その夜もオーロラ
撮影されたそうで、写真を送って頂きました。
ホテルのスタッフが気を利かせて、オーロラが撮り易いコテージに泊まらせてくれたそうです。このあたりはYさんの人徳です。
トロムソとソマロイの間は北周りだと早く、1時間前後。
バスルートがあるのは時間のかかる南回りで、倍の時間がかかります。
しかしこの南周りのバスルートの風景が最高に素敵なのです。
南側にバスが通っているのは、集落が点在し、学校があるから。
元気よくワーッとバスに乗ってきて、それぞれの家の前で降りて行きました。
どの子がどの家に住んでるか、バスの運転手はよく分かっているようです。
14時頃発のバスですが、トロムソに着く前に暗くなってしまいそうです。
もう少し、もう少しと美しい風景を見つめます。
トロムソの明かりが見えてきました。
トロムソ発16:00のバスでリンゲンアルプスへ向かいます
。
このルートは2回フェリーで海路を渡って行きます。
雪で真っ白に覆われたところでは、電灯が不思議な明るさを放ちます。
思わず見とれた、非常に幻想的な風景でした。
やがてすぐ暗くなってしまったのですが、雄大な山と純白な雪景色、家の明かりが終始美しく続いていました。
18:30頃、リンゲンロッジ前でバス下車。
客室はアイボリーを基調にシンプルかつエレガント。
少しあたたかみも加えた素敵なインテリアです
。
バスルームもピカピカです。
このロッジがオープンしたのは5年前。
すでに知る人ぞ知るデラックスロッジとしての名声を得ています。
2月は毎日満室だとか!
館内は下足厳禁。
室内用ブーツが用意されています。
Peak Performanceのオリジナルロゴ入りウエアがありました。
それから宿泊客に無料で貸し出す三脚がいくつも。
撮影補助も頼めばしてくれます(スタッフの中にカメラに強い人がいる)。
ロッジは8室で定員16名。
オーナーが英国人ということもあり英語圏のゲストが多いもよう。
スウェーデン人は皆英語がうまいですが、ここのスタッフは殆どネイティブ。
夕食はダイニングで指定された時間に食べます。
同席のゲスト同士お互い自己紹介してファーストネームで呼び合う、って感じ。
ここではコミュニケーション能力(必ずしも語学力ではないと思います)が必要となります。
食事も大変洗練されていて、レベル高いです。
オーロラの撮影はレストランから出入りできる、このスペースがよいと思います。
前述のようにしっかりした三脚を無料で貸してくれますのでぜひ借りましょう。
オーロラ撮影のカメラの設定に不安があったら、あらかじめヘルプを頼んでおきましょう。
夕食後まもなくオーロラが出始めました。
こちらは北側の山の向こうから噴火みたいに出始めたもの。
天の川のようにも見えます。
南の方からも。
こちら側には近隣の家の明かりが少し。
南側のオーロラがだんだん活発になってきました
。
目が離せなくなってきました。
かなりキレイでしたがスタッフに言わせると、
まあまあね・・・レベル3くらいかしら。
オーロラも好みがありますが私はこういう透明感があるのが好き。
そして家の背後に出ているのも好き。
朝食はバッフェスタイル。
皆バラバラ起きてきて、昨日のオーロラが早速話題に。
昨日ディナーで一緒だった英国人の小グループも、ここに来た主目的はオーロラだそうです。
ダイニング手前にあるラウンジ。
部屋にこもらず、なるべくこういうパブリックスペースで、ゲスト同士和気藹々と過ごしてほしい、というのがロッジ側の意向のよう。
確かにスタッフはゲストによく気を配り、ホスピタリティを大切にしているのがわかります。
逆に言えば一人で静かに過ごしたい人、ほっといてほしい人には向いてないやもしれません。
2泊目が取れなかったので、夜の飛行機でトロムソへ帰らねばなりません。
こんなところにも空港があって、あのWideroeが飛んでいるのですよ。
私は昨日通った最短の北側のルートではなく、ここからフィヨルドに沿って南下して南からトロムソへ向かうルートの風景を見たくて仕方ありません。
ロッジのスタッフに相談すると、トロムソにお客さんを迎えに行くから乗せていってくれると。
このロッジは大小3台のバンを所有しています。
有料で、トロムソ⇔ロッジ間の送迎もやっているのです。
非常にラッキーな展開!
スタッフの一人である女性はスキーシーズンには毎日この送り迎えをやっているんだそうです。
片道2時間弱かかるから、なかなか大変そうです。
乗せて行ってあげるけど、途中止まらないわよ。
と言いつつ
あ、ムースがいる!とか言って車を停めてくれた。
どっかで見たような・・・ロッキーのマウント・ケフレンのミニチュアみたいな山。
あっちは3,000m級ですが。
しかしこの道を毎日往復は大変。
もう慣れたわねー。それに一人でドライブするのが好きなの。
もちろん片道はお客さんがいるけど。
いつもこっち側を通るのよ。北側のルートは早いけど退屈でしょ。
と、彼女。
退屈ってことはないけど、確かにこっちの方がさらに景色はいいかも。
とにかく素晴らしい山とフィヨルド。
天気も上々で大満足。
トロムソでは1時間もないくらいの滞在で、またロッジへ戻らねばなりません。
ここは彼女が教えてくれた、トロムソで一番大きなスポーツ用品店。
北欧ブランドがワンサカあると期待して行ったら、なんと80%はアークテリクスだった!なんで!
(クレッタルムーセンはまあある方)。
トロムソのバスターミナルはツーリストオフィスの裏です。
沿岸急行船が出るのもセンヤ行きのスピードボートも、みんな近いところに固まっています。
早くも帰国の朝を迎えました。
エアポートバスの車窓から見る朝焼けがまたまたキレイ。
空港の前です。
私はいつも極北から何度乗り換えようと一気に帰ります。
この余韻をもって帰りたいから。
まあ日本行きの便に乗る頃にはさめちゃいますけどね。
今回はSASとフィンエアーで別々のチケットでしたが、一緒に出したらスルーで手続きできました。
オーロラ、朝焼け、月明かりみたいな街灯
。白い山とフィヨルド。
後ろ髪引かれながら、南へ下りマス。
トロムソ、スヴォルヴァー、ティスフィヨルド
オルカ三昧~アンデネス、センヤ、ソマロイ
リンゲンアルプスへ
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