スタッフ見聞録
2010.7/9-7/17☆
スイスアルプス・ハイキング
ハイキングその5
ツェルマット⇒ゴルナーグラート⇒リッフェアルプ⇒ツェルマット
さて遂に最終行動日の今日は、うって変わってメジャーなスポットへ行ってみましょう。
ゴルナート行きの電車は最後列の進行方向からみて右側の後ろ向きに座るべきです。
←終点の駅。おお妙に近代的。
人はさすがに多かったけど、まあそれは仕方ありません。
眺めは想像以上のものでした。
_
こりゃすげー
ここでの主役はマッターホルンではありません。
まず目に飛び込んで来るのは圧倒的なモンテローザ4634mとリスカム4527m。
日本の旅行パンフレットではマッターホルン東壁(角度がいまいち)とテラスの写真が一般的ですが、そのイメージが一新されました。
そして2つの4,000m峰にはさまれたゴルナー氷河。
いやー素晴らしいです。
この眺めを登山電車に30分乗るだけで見られるのがスイスの凄さです。
ここからの下りのハイキングはツェルマットで最もメジャーなコース。
旅行会社によりますが大抵一つ下ったローテンボーテンの駅から歩き始めて一区間か二区間というのが殆どのようです。
今回は自ら検証するため、ゴルナーグラートから歩き始めます。
あまり歩きやすいとは言えない下り道からスタート。
やや急な下りも含みます。
眺めは豪快です。
最短でいいとこどりするならローテンボーデンからリッフェルベルクでしょうか。
主役は徐々にマッターホルンに代わっていきます。
美しい姿を正面に見ながら下ります。
逆さマッターホルンで有名な湖が見えてきました。
この辺りから草の緑色が加わります。
ワン君が泳ぎまくったり走り回ったり、もう嬉しくて仕方ないという感じで。
そしてどうですこの山羊たち・・・!
ちゃんと構図考えてますよね。
昨日の朝会ったチームではないでしょうか。
リッフェルベルクからリッフェルアルプは、なだらかなアルプを下ります。
マッターホルンがクリアに見えていれば最高です。
リッフェルアルプのレストランが見えてきました。
ここでは多くの日本からのグループを見ました。
レストランを目の前にして、皆さんツアーに含まれるおにぎり弁当を斜面に座って食べていました。
それもそのはず・・・ここのレストランは一番高かったです。
中に入ると大きなグループに対応できるように超近代的に広々と作られています。
まるでエアポートのカフェテリア
。
おにぎりを持っていない私達は食べたいものを食べましたが、今ひとつ味気ない。
ここはツーリストプレイスですね。
さて、ハイキングはこれにて終了!
午後は観光にしました。
ツェルマットからマッターホルンが超近いシュヴァルツゼー、さらにトロッケナー・シュテッグ経由でクライン・マッターホルンまで行ってみます。
シュワルツゼーへ向かうゴンドラからは、午前中に歩いたゴルナーグラートからのコースがよく見渡せます。
そしてクラインマッターホルンへ向かうゴンドラからは、ガンディックヒュッテがよく見えます。
今度はあそこでビール飲みたい。
_
突然ながら
今回の総括
。
_
まず
シーズンについて
花や植物に関心が高い方、ハイキングをする方は、やはり6月末~7月上旬はベストシーズンと言えそうですね。
盛夏になる手前のこのくらいの時期が、植物にとっても最もちょうどよいのでしょう。
天候的には盛夏に入った7月後半以降の方が安定はしますし、3,000m前後で咲く高山植物なら盛夏の方がよいかもしれません。
しかし多くの場合はスイスでは2,000m前後のところをハイキングすることが多く、山腹のアルプに咲く花にとっては盛夏の日差し
は強すぎ乾きすぎるかもしれません。
今回も何度か
夕
立に合いましたが、その後に晴れて虹がかかる光景や、生き返ったように瑞々しく輝く草花はこの時期ならではのものかもしれません。
_
教訓
普段あまり歩いていない場合は、徐々に馴らすこと、および
下りこそストックを使う
こと。今回実は早くも2日目からつま先が痛くて困りました。ヒモの結び方が悪いとかサイズが合ってないとか色々考えたけど、その答えは帰国後数週間して分かりました。いきなりめちゃくちゃ歩いたせいで(特に下り)足の親指の爪に負担が集中し、爪が真っ黒になったんです。内部出血で、新しく爪が生え変わるまで一年近くかかりました。ストックって無くても歩けちゃうのでまあいいか、と思いがちですが、後でひずみがきます。特にスイスのハイキングは下りが多いので要注意!
下り中心のハイキングというのは体はそんなに疲れないから、気づかないうちに脚に負担がかかり、無理をさせてしまう場合があります。
_
スイスとカナダと・・
カナダのことしか知らなくて、逆にそれでカナダが分かるの?と言われ続けたDK、ついにヨーロッパ上陸!
スイスのすごいところをたくさん見て、逆にカナダの魅力もより深く理解できたかな~。
本当にそれぞれによいところがあって、私はどちらとは言えないですね。どちらも惹かれます。
今度はまた違う世界・・ネパールあたり行きたいね?
帰国
ツェルマットから帰る時は大抵早朝出発です。
なので大抵は朝のマッターホルンに会える。
再会の時まで、その澄んだ光景を目に焼き付けておきましょう。
ブリークの駅でDKと分かれ、それぞれの国へ帰路の途へつきました。
ミューレンへ
ハイキングその1
ハイキングその2
ツェルマットへ移動、ハイキングその3
ハイキングその4
ハイキングその5
スタッフ見聞録