2018年 6/18-28(9泊11日)
6月のフェロー諸島と西北アイスランド&瞬間バスク
フェロー諸島へ
前回乗り逃がしたルフトハンザで出発。
個人的な感想ですがヨーロッパのエアラインでスタッフがいいなと思うのはルフトとKLM。
フライト中使えるWifi17ユーロを買うとメールでも動画でも快適。映画がつまらなくてももう退屈しません。
フランクフルト空港の乗り継ぎは、確かに結構歩かされる。私は機内で10時間以上も座った後である程度歩いてバランスをとりたいのでOKです。
上下移動も含め通路は一本道ではありませんが、"Connecting Flights"というサインを見ながら行けば迷いません。掲示板で次のフライトがどのエリア(Terminal1のA/B/C又はTerminal2のD/E)から出るかを確認し"Connecting Flights"のサインに沿ってエリアを目指します。するとパスポートコントロールに行き着くので、ここでシェンゲン入国、すぐ後でセキュリティ。この2つをこなせば後はゲートへ行くだけです。
現状では日本からフェロー諸島へ行くにはSASで通し運賃があり、往復ともコペンハーゲン泊が必要です。往路はアトランティック航空に乗り継げば同日でも行けなくはないです。今回はルフトハンザから時間的に乗り継ぎできなかったので一泊します。
2度目の超駅前のプラザ。
このホテルはこんな駅前なのにほんとにエレガントで素敵です。このアートのようなエレベーターをはじめ、かなりこだわってクラシックなスタイルを守っています。
部屋の調度品ひとつをとっても、バスルームも、無粋なものは何もありません。
朝食もナイス!
ベリーを見るとテンション上がります。
フェロー諸島の空の玄関、ヴァーガル島に到着。フェロー諸島はデンマークの自治領ですがグリーンランド行きのようにパスポートチェックはなく、通過もデンマーククローネが使えます。
空港からトシュハウンへはバスで90クローネ。しかし本数があまりないのとエアポートバスじゃなくてエアポートにも寄るバスなので全ての到着便に対応してないし飛行機が遅れても待っててくれません。
タクシーは1台600クローネで、3人以上集まったら一人200クローネで行くシェア制が便利です。そもそも3人以上いるならフツーにチャーターすべきです。
空港のあるヴァーガル島の東側にあるストレイモイ島へ海底トンネルで渡り、トシュハウンは島の南東部にあります。
途中は入り組んだ海と緑の中を走り、おおフェローだ!とテンション上がります。
若いドライバーの兄さんいわく、フェローは年中マイルドな気候で(風は時々強いけど)混雑というものがなく人はよく治安もよくいいところだけど、唯一の難点は天気、とのこと。こういう曇天や雨が多いんだそう。
トシュハウンの中心部は何となくぶらぶらすれば一周できるくらいのイメージです。
つい入りたくなるカフェ。
こういう伝統的な草葺屋根をよく見かけます。これを日本でやったら屋根が雑木林になりそう。
とりあえずフェロービール。空港でも沢山売っていました。
レストランは数が限られるので夏のこの時期は予約しないとなかなか飛び込みは難しいです。外で飲みたいところですが、気温10度ではちときびしい。
翌日はまあまあの天気でした。ヴァーガル島のツアーに参加してみました。昨日通った道を再び空港方面へ。しかし天気が違えば全く違う風景です。
緑が眩しい。フェロー諸島は海から5km離れた場所がないので、常に緑と青が目に飛び込んできます。
海と斜面と羊、時々集落。
例の島が見えてきました。空から見たTindholmur島の写真が昔ナショナルジオグラフィックの表紙を飾り、世界で一番訪れたい島・・? かなんかに選ばれたことがありました。
ダウサダダールの滝。
ヴァーガル島を代表する風景のひとつです。
半日ツアーの後、途中で降ろしてもらってハイキングへ行きました。
これはフェロー最大の湖。
湖っていうか一見するとフィヨルドの一部でしょ、って感じなのですが。
これがなんと先端がこんな絶壁になっていて、真ん中の滝となって海へ流れ込んでいるのです。
手前の絶壁もすごいです。これを海側からドローンとかで撮った写真がすごいインパクトなんです。それがどこかの角度から見れるのかと期待して行ったのですがやはり陸からでは無理でした。
しかし絶壁や崖っぷち好きにはたまらん場所のひとつです。風の強い日はほんとに危ないそうで、絶対端っこに近づかないようにと注意されました。
ローカルバスでもうひとつ東側のエストロイ島へ行ってみました。
アヒルもうれしい!
こういう草むらに夫婦と子供一家でいるのをよく見ます。めっちゃなごみます。
途中、バスの中で知り合った女性個人旅行者がすごいいいとこあるわよ、と教えてくれた村に行ってみることにしました。
確かに絶景!
アイスランド南海岸のVikの奇岩みたいなのが見えます。
天気が最高だったのが大きいですが、鮮やかな色彩に圧倒されました。
フェローはローカルバスで気ままに(時刻は事前にシッカリ調べて)島から島へ日帰り旅するのがいいですね。
今度は冬に来てみたい。地元の兄ちゃんが冬もアイスランドほど寒くない(アイスランドも寒くないと思うけど)し、雪は滅多に積もらないし気温も零下になることが殆どないそうです。この風景にうっすら雪が被ったところを見てみたいですねー。