スタッフ見聞録
2012. 6/2-6/10☆
初夏のタリン・フィンランド&ヨーロッパ最北端ノールカップ
ヨエンスー~コリ~タンペレ
ヘルシンキ中央駅の入口。
左手のドアを出たところに鉄道のホームがあります。
駅舎の中にはカフェや軽食・スナックを販売するお店がありますので、旅のお供に何か購入するのも良いかも。
電光掲示板に出発時刻と行き先、ホームの番号が表示されています。
電光掲示板の下にあるのは自動券売機。
インターネットで乗車券を購入してEチケットを持っている場合は、特にここでの手続きは必要ありません。
券売機の左側にホームへの入り口があります。
列車の入り口に号車番号がありますので、自分のEチケットを確認して指定の号車へ乗り込みます。
車内の様子はこんな感じ。
特別車とかではありませんよ。
座席も柔らかくてきれいでとっても快適な鉄道の旅でした。
席足元も広くて折りたたみのテーブルも備え付けられていて新幹線みたいな感じ。
車内にはトイレや売店の設備も。
確か車内ではWiFiもつながったと思います。
乗車してしばらくすると車掌さんがチケットの確認にまわってきます。
「チケット見せて」と言われたらEチケットを見せるだけ。簡単!
そんなこんなでJoensuu駅に到着。
白樺の木々や牧場風景を通り過ぎながら、列車に揺られてウトウトしていたらいつの間にか到着していました。
停車駅のアナウンスがあります。
駅から街中までは橋を渡って歩いておおよそ5分強で到着します。
Koliに向かうタクシーのお迎え時間まで時間が空いたのでJoensuuの町を散策してみることにしました。
こちらは市庁舎。
建築家エリエル・サーリネンにより1914年に建てられたアールヌーボー様式の建物です。
中には劇場とレストランもあり、暖かくなったらテラス席でランチも良さそうですね。
やっぱり観光といえば教会よね~ってことで、1つ目の教会に向かって歩き始めます。
こちらのかわいらしい建物にはCafeや雑貨を販売するお店があったので入ってみたかったのですが、日曜日なので残念ながらクローズ・・・
小腹がすいてきたので何か食べたかったのですが。
全体的に人通りもあまりなくてちょっとさみしい感じ。
川の岸部には小さな船が停泊していました。
湖水クルーズとかの乗り場でしょうか。
中心地から少し離れたところには閑静なマンションの立ち並ぶ住宅街が広がります。
北欧らしいデザインや色使いの建物が多くて素敵な感じ。
水辺沿いを歩いた先にお目当ての教会がありました。
教会は小高い場所にあり、周りは緑の草木に囲まれてのどかな雰囲気です。
教会のお姉さん。
2階へも案内してもらい終始やさしく対応してくださいました。
こちらの教会は金銀装飾が素晴らしいとか、ステンドグラスが素晴らしいとかではなく、あたたかさが伝わってくる北欧らしさの感じられる教会でした。
もうひとつの教会へ移動。
そこでKoliへ向かうタクシーのピックアップを予約しています。
教会へ町の中心地を横切って真逆の方向へ向かいます。
スーパーマーケットは日本にはないものや可愛いパッケージの商品が置いてあり面白いです。
街角のフラワーショップ。
町の中心にはH&Mもありました!
北欧の街を歩いているとどこでもH&Mを見かけます。
が、こちらも残念ながら今日はクローズ。
いくつか目ぼしいお店はあるものの、休日でどこも閉まっていました。
みんなお家でゆっくり過ごすのかな。
お腹がすいていますが、開いているレストランがなかなか見つかりません。
PUBやピザ屋さんとかのお店は空いているんだけどな。
ファストフードのピザ屋さんでようやく食事にありつけました!!
焼きたてをいただきます。Sサイズなんですが、1人で食べるにはでかい。
そして日本のピザとは違った味わい・・・
半分くらいで満腹になったので、残りは包んでもらいました。
待ち合わせのセント・ニコラウス木造教会に到着。
なんともメルヘンチックな色合いの教会です。
1887年に建てられたギリシア教会で、内部にはサンクトペテルブルクのアレキサンダー・ネフスキ教会で描かれたイコン画がおさめられています。
ただ、拝観できるのが6/16~8/15のため残念ながら閉まっていて入れませんでした。
着待ち合わせ時間ぴったりにKoliタクシー到着。
途中「ちょっと待ってて」とお宅に寄る。
実家ですか??
Koliタクシーの中はこんな感じ。広々しています。
寄り道したお宅の美人な猫ちゃん。
今日の宿泊ホテル「SOKOS Hotel KOLI」に到着。
階段を上がった先がホテルの入り口です。
雲が重くて厚いのでそろそろかな~と思いましたが、ついに雨が降ってきてしまいました・・・
ん~残念!
今回宿泊したコリホテルの様子をご紹介。
ホテルのレセプション。奥にはレストランがあります。
レセプション前、ホテル入口のロビースペースです。
展望デッキから森と湖の風景が観られます。
あいにく今日は靄がかかって真っ白。
今回宿泊したお部屋です。
ツインルームのシングルユーズでした。
窓の外は森ビュー。マイナスイオンに癒されます。
ソファとテーブルもあり、広々くつろぐことができました。
水回りは清潔感あり。ドライヤーも備え付けです。
シャワールームはバスタブがありませんが、北欧・ヨーロッパでは普通です。
まだ日は暮れませんが、天気が悪いし時差ボケでとにかく眠いので明日に備えて体力温存。
テイクアウトしたピザの残りをつまんで、シャワーを浴びてこの日は寝ました。
おはようございます。
雨は今日も止みませんでした・・・
am08:00ホテルのレストランでしずくの滴る森を眺めながら朝食を。
今日はたくさん歩くのでガッツリいただきました。
ビュッフェスタイルで品数も豊富。
ベリーのソースは北欧の朝食では必ずと言っていいほどよく見かけます。
わらじのような形をしたカレリア・パイは生地をライ麦と小麦で作り、中にミルクで炊いたお米を包んで焼いたこの地方の名物。
パンに塗って食べたハーブ入りのクリームチーズもすごく美味しかったな。
朝食の様子
ハムやチーズ、ベーコンとお惣菜が並びます。
スクランブルエッグはプルプルで温かい朝の定番。
シリアルとフルーツ、フレッシュな野菜もあります。
飲み物はホットコーヒー、紅茶、ミルクがありました。
ベリーのジャムがこんなにたくさん!!
フレッシュで甘酸っぱくてどれもおいしかったです。
ベリーのパイも美味しかったのでおかわりしちゃいました♪
満足満足。
お腹も満たされたところで、小雨の降る中コリ国立公園のトレッキングに出発です。
ピエリネン湖西側のコリ国立公園は国内随一の景勝地といわれる美しい景色で作曲家シベリウスの交響詩「FINLANDIA」誕生のきっかけになったといわれる場所です。
湖と森の広がるフィンランドの象徴ともいえる景色の中を「FINLANDIA」を聴きながら歩きます。
国立公園なので、ちゃんとトレッキング用のルートが整備されていて道なき道を進む・・・という感じではないので、普段トレッキングをしない人でも安心。
「3つくらいコースをまわってくるように!」との指令を受けておりますので、まずはじめに初心者コースを。
最初のビューポイント、ウッコ・コリに到着したのですが・・・
小雨の影響で靄が濃くて真っ白!晴れていればここからピエリネン湖と島々の広がる素晴らしい風景が観れたはず。
道の途中には道しるべの標識があるので、地図と照らし合わせて歩けば道に迷うことはありません。
針葉樹林の広がる森を歩きます。
靄がかかった幻想的な森は、なんだか・・・もののけ姫が出てきそう。
静かな森の中で鳥の鳴き声がこだまします。
早朝ホテルチェックアウト。本当に
快適なホテルでした。
フロントのお姉さん、山瀬まみさんに似てません?
実は昨晩チェックアウトが早い事を伝え忘れていたのですが、朝食を包んで持たせてくれました。ありがとう。
朝食:サンドイッチ×2、リンゴ、オレンジ、オレンジジュース、水500ml
空港送迎をお願いしたKoliタクシー。
07:15ホテル⇒08:15エアポート着。
空港は小さいので非常に分かり易い。チェックインカウンターは2つのみ。
チェックインカウンターは2つのみで搭乗口も1つだけです。
セキュリティーチェックは搭乗の30分前に開くので、時間まではカフェでゆっくりしましょう。
ヘルシンキで乗継。
国内線のフロアは国際線程お店は多くないですが、カフェ、雑貨、キオスク、お土産ショップなどがあります。
時間が空いたので、カフェで軽めの昼食を食べて、ムーミン雑貨をお土産に購入して時間をつぶしました。
14:00発の便でしたが、時間になってもゲートが開かない・・・
おかしいな~と思い、隣のカウンターで確認したらディレイでした。
大幅に遅れたらムーミン博物館が閉まっちゃうよ!焦
35分ディレイでなんとか出発。
小型プロペラ機にてタンペレ空港到着。
こちらも小さな空港なのでバゲッジクレームまですぐ。
出口もすぐそこ。
お空港出口の付近にタンペレの地図やパンフレットがあるので、空港を出る前にチェックすると街歩きに便利な情報が手に入ります。
空港を出て目の前にタクシー乗り場があります。
タンペレ空港~市内のバスは出口右手に乗り場があります。
乗車代金は4.60ユーロ。
ただ、こちらのバスは市バスなので、街中に近づくにつれて停留所がたくさん増えていき、タンペレ市民もたくさん乗車してきます。
市内までの所要時間は約45分。
大きなキャリーバックを持って乗車するのは周りにもちょっと迷惑がられるかもしれません。
(私はSサイズの機内持ち込みサイズのキャリーバックで行きました)
また、停車場所が多い=時間がかかるので、早く市内へ行きたい場合や、2人以上での移動ならタクシーをお勧めします。
タンペレ駅に到着したら、駅の中にコインロッカーがあるので荷物を預けて出発します。
料金は4ユーロ。
ムーミン博物館の閉館時刻まであと1時間半!ダッシュで向かいます。
こちらの建物の地下がムーミン博物館&ミュージアムショップです。
入口にはお馴染みの「ムーミン・トロール」の銅像が。
開館はTue~Fri/am09:00~pm17:00
Sat~Sun/am10:00~pm18:00
月曜日は休館ですのでご注意ください。
入場料を支払い(大人8ユーロ/学生4ユーロ)場内案内の冊子を借ります。
日本語バージョンあり。
博物館入口まではムーミンの物語のシーンが飾られています。
こちらはとなりのミュージアムショップにてレプリカが販売されています。
ミュージアムショップでもアラビア社のムーミンマグが販売されていましたが、値段を比べてみるとヘルシンキ空港のが安かったです。(2012・6月情報)
ここから先は撮影禁止。
壁にはトーベ・ヤンソン氏の書いた原画が飾られています。
入り口で借りた場内案内には物語のシーンを再現したレプリカの場面説明が書かれていて、それに沿って見学します。
この再現レプリカがすごくキラキラした独特の世界観がかわいいのですが・・・写真でお見せできないのが非常に残念。
子供だけではなく大人女子も楽しめそう!(私はキャ♪って感じでした)
博物館自体は小さいので、じっくり見て1時間くらいでしょうか。
無料のトイレも入口にありました。
ムーミン博物館の道路を挟んだ向かいにある教会です。
あ、雨がぱらついてきた・・・と思ったらいきなりのゲリラ豪雨!
降ったり止んだり。なんだか天気に恵まれません。
←うっすら虹が映っています。
駅方面へ戻って、川沿いにあるデザインショップ「VERKARANTA」へ。
地元デザイナーのおしゃれな雑貨やインテリア、アクセサリーを販売するショップと、横のスペースにはエキシビジョンがありました。
こちらは駅の近くにある教会。
玉ねぎ頭のまあるい屋根がロシアの雰囲気をかもし出しています。
駅前を横切ってタンペレ大聖堂へ向かいます。
いつの間にか雨雲が去って青空がのぞき、
肌寒かった天気が一変、春の陽気になりました。
石造りの民族ロマン主義を代表する建造物・タンペレ大聖堂。
美しいステンドグラスとフレスコ画を見ることができます。
(到着時間が遅かったので、この日はクローズしていましたが。)
ワンワン゜ω゜
教会のまわりにはたくさんの花が咲き、緑がきれいでした。
この独特な石造りの門、素敵です。
ヨーロッパのようなきらびやかさや豪華さとは違う魅力を感じます。
中も見たい・・・
見てください!今までの曇天が嘘のような青空!と教会。
タンペレの町は中心にタンメルコスキ川が流れていて水場が近いからでしょうか??川の周辺ではカモメもよく見かけました。
写真を撮ろうと追いかけると歩いて逃げる。
北欧やヨーロッパで街歩きをしていると、気が付くと門の写真を撮っていることが多いです。
それだけで絵になるような。
旧市街や古い街並みが残っている場所は海外も日本も素敵なものです。
ここの建物の門はこれぞ北欧、フィンランド!という色使いだったのでパシャリ。
タッリピハ(馬舎を利用したお店)を探して川を渡り駅を背に西へ歩きます。
レンガ造りの建物にショップやレストラン、オフィスが入っています。
横浜の赤レンガ倉庫のような・・・
写真は1820年創業の老舗ファブリックショップ「FINLAYSON」。
こちらは19世紀に建てられた元フィンレンソン工場長の邸宅だった建物。
現在は「フィンレンソン・パレス」として格式あるレストランになっています。
ちょっと贅沢にお食事を楽しみたい方におススメ。
アラカルト前菜6.50~11ユーロ、メイン18~30ユーロ、デザート8~10ユーロ/コース40ユーロ(2012・6月のメニュー参考価格)
フィンレンソン教会。
こうやって見てみるとタンペレの町にある教会は赤レンガ造りの教会や建物が多いですね。
教会の見学はその地域の特色や宗教色が垣間見れるのも面白いと思います。
なかなかタッリピハが見つからない・・・疲れてきたのであきらめてピューニッキ展望台を目指します。
あれ、北欧らしからぬ顔の犬が・・・
絶対これだと決め込んでいたタワーはナシンネウラ展望台でした・・・
近くに遊園地があるからなんかおかしいと思っていたけど、ショック。
ピューニッキ展望台は真逆方向でした。
森と湖に囲まれた景色を観たのち、下にある展望台カフェで美味しいと評判のドーナツの味を検証する予定でしたがす。
ここから向かうには遠すぎます(;_;)
ナシンウラ展望台からはタンペレの町を一望できます。
また雨雲が厚くなってきました。嫌な予感。
中心地に戻る前にKマーケットでちょっとお買いもの。
飲み物や寝台列車で食べるちょっとした食料を買いました。
Kマーケットを出て少ししたところでゲリラ豪雨の再来。
地面をたたきつける程の激しい雨に耐え切れずムーミン博物館の軒下に逃げ込んで雨宿り。
博物館向かいのお店は家具屋さん?アンティークショップ?
もしかしたら掘り出し物が見つかるかも。
雨が止んだので、夜行列車の時間までにごはんを食べれるレストランを調査。
「moi」はフィンランドのあいさつ。
気軽にmoimoi~!と使ってみましょう。
●タンペレのレストラン●
レストランやパブはタンペレ駅周辺にたくさんあります。(価格は2012/6月の参考です)
定番マクドナルド。
駅からムーミン博物館の間です。
マクドナルドの奥にあるレストラン。
前菜6~10ユーロ、メイン19~27ユーロ。
街角のカフェ。20時まで営業しています。
歩き疲れたらここでティーブレイク。
ハーバーの近く、お洒落なレストラン。
メイン25ユーロ。
船上レストラン。
予算はコースで30~40ユーロ。
駅近くソコスホテルのレストラン。
駅近くフレンチ?画像が悪いですが;;
駅近くイタリアンピザのレストラン。
10ユーロ~。
駅近くカフェ&パブ。
サラダ、サンドイッチの軽食10ユーロ弱。
駅前の通り沿いお洒落フレンチ。
3コース35ユーロ。
こちらも駅前通りにあるお洒落フレンチ。
メイン28ユーロ。
シェフのコース料理55ユーロ。
ランチコースは25ユーロで11:30~14:00。
★フレンチへはきれいめな服装で!
駅に隣接のカフェ。
軽食と温かい飲み物が購入できます。
隣のタコハウスではタコスを。
駅にはキオスクがありますが、
価格は少し高いので時間があれば
スーパーで買い物
しておくのが良いでしょう。
●タンペレの雑貨屋さん●
レストラン調査の途中で見つけた気になるお店を少しご紹介。
ハーバーの近くで女子の好きそうな
インテリアショップを発見!!
KANTRIINA http://www.kantriina.fi/
白を基調としたディスプレイが素敵。
ハーバーから住宅街への坂の途中で。
かわいい生活雑貨が揃います。
ポストカードなど小物も充実しています。
マクドナルドからハーバーへの坂の途中。
雰囲気あるアンティークショップ。
駅近くの大通り沿いにあるデザイン雑貨。
ヴェラカンタでも見かけた商品がちらほら。
鳥モチーフのディスプレイ。
パンツもお洒落ですね(画像クリック)
駅横のカフェで軽食を食べて乗車時間を待ちます。
いっぱい歩いて疲れたな~
駅で改札はありません。乗車後にチケットのチェックがあります。
電光掲示板で乗車の列車と駅のホーム番号を確認します。
寝台列車でロヴァニエミへ出発です!
タリンとヘルシンキ
ヨエンスー~コリ~タンペレ
ロヴァニエミからノールカップへ
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