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今日はいよいよマウント・グロスモーン登山です。


Mt.グロスモーン登山(806m)
歩行距離16km・高低差800m・行動時間8時間前後。

特に技術は不要なので体力さえあればいけますが、
パーク内のハイキングコースでは難度最高点が付いています。

今回最も多くのハイカーに会ったのがこのコースでした。

時間がかかるのは、コースのスタートから登山口までがかなり長いこと。

そして下山後はぐるりと山を半周して登山口まで戻るのですが、これがまた長い。

登山そのものは至って単純。

山のほぼ真ん中の岩場を直線で登って行くのです。

コース起点のパーキング。

わー、もう結構来ていますね

既に車が何台か停まっていました。

低く垂れ込めている雲の動向が気になります。

09:00頃、歩き始めは比較的整備された道。

階段状に徐々に登って行きます。

段差は木で組まれていて、所々ボードウォークになっていたりとよく整備されています。

しばらくは鬱蒼とした樹林帯の中を登ります。

木漏れ日が入る所では繊細な花達が道端を彩り、

単調な登りを楽しいものにしてくれます。

←キャンディ・フラワー。

ウエストブルックボンド周辺では見かけなかった青い花。

忘れな草の一種ですね。


ここでも倒木の周りは賑やかです。

バンチベリーは雰囲気がなぜかパフィンを思い出します。

日照や湿度によって、色々な緑のグラデーションが目を楽しませます。

少し色あせた苔のカーペットに明るい色のシダがきれいでした。

自宅の庭ではシダなど邪魔モノ扱いしているのですが

ひとしきり登って樹林帯を抜けると、視界がぱっと広がります。

山が見えてきました。

まだ遠いかも・・・。

勾配は緩やかになり、こんな感じの風景の中をしばらく進みます。

植生は背丈の低いマツが大勢を占めます。

足元は途切れ途切れのボードウォーク。

登山口までもう少しの所に、ちょっとした休憩コーナーがありました(10:30)。

雲が一気に広がり、雨が落ちてきました。


ここにはベンチと、木で囲われた簡易トイレもありました。

途中で若いハイカーグループに抜かれましたが、彼らもここで休憩していました。

雨は止みましたが、頂上付近は雲で覆われています。

_どうしましょうか・・・。

たちこめる雲。登山決行か、引き返すか・・。

さっきまで休んでいたハイカー達は先へ行ってしまいました。

よーく登山ルートを見ると、登っている人が結構、いるいる・・。


行っちゃいますか。

いよいよ登山口です。

ここからは登山ですよ、装備はいいですか、視界が悪いと危険よ、等と書かれています。

ライチョウや野うさぎ達を怖がらせないため、犬同伴は禁止です。

登り始めます。

大きな石がゴロゴロしています。

このコースではストックはジャマなだけです。

ハイキンググループが2組くらいいたと思います。

ツアーリーダーらしき人が見当たらず、皆バラバラ登っていましたが。

レベルもまちまちで、ストック持ってきている人も結構いましたね。

35°の急斜面です。

今思うと両側の新緑のきれいなこと。

登ってるときはそんな余裕がありませんでした・・・。

スイスのヘルンリヒュッテへ登った時を思い出しました。

あそこは少なくても足のやり場を自分で考えなくてよかった分、楽だったかも。

振り返ると海の方は徐々に明るくなってきています。

びっしりと生えた低木の海に、点在する沼地が美しく映えます。

この景色はほんとうにきれいでした。

こんな所にもライフが。

相当なる風と低温に耐えうる、強者たち。

これもなかなかのアートです。

これは多分、地衣類ってやつですかね。

苔は植物ですが、これは菌類。

ラッパのような先端、赤い点がおしゃれ。

山頂付近にひっそり咲いていたのは誰でしょう・・・。


やっぱりいました、バンチベリー。

いよいよ最後の登りです。

振り返ると・・。
ひょっとして晴れてきたかも〜。

頂上付近の緑の斜面に咲いているのは、またまたバンチベリー。

ほんとに強い花です。







つづく>

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