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by__<2009年7/08-7/17 10日間)

以前からずっと気になっていたニューファンドランド。情報がいまひとつ断片的でよくわかりません。
日本からのツアーは添乗員同行の高額ツアーのみ。ならば

ニューファンドランド個人旅行を創ろう!という旗印のもと、今回のエクスペディションが実現したのでした。


遠いとか近いとかは見方によります。そのよい例がここ。

日本から、或いはバンクーバーを基準にすると一番遠いところ。

でも北欧から見ると一番近い北米がここなんですね。ぜひ地球儀で見てみてください。


国内便が2時間近く遅れ、ホテルに入ったのは夜中でした。

ホテルは海沿いの道より何段か上の方にある、とてもコンパクトなシェラトン。

パックツアーのスーツケースが積まれた、ホテルロビーによくある風景がここにはなく、
立地条件同様にワンランク上という印象でした。

館内の薄暗さ、静けさ、全体的にスローな雰囲気が、何か懐かしいような気がしました。



バンクーバーから参加のDKと合流し、セントジョンズと近郊の観光・・ではなく視察へ。
_本来なら忙しい時期ですがインフルエンザキャンセルのおかげでベテラン現地ガイドさんにも同行頂けました。

彼女は顔が広いのであちこちで知り合いと出会います。とりあえず天気の話から入るのは世界共通のようで、皆さん口々に”やっと夏が来たね”と。聞けば昨日までずっとぐずついた天気が続いていたようです。


ケープ・スピア
まずは北米最東端の岬ケープ・スピアへ。

海と空と草原。アイランダーもピクニックを楽しんでいます。
3人で草の上に座りTim Horton'sのサンドイッチをほおばりながら海を眺めていると、

_あ、クジラがいますね。
えっ!どこどこ

海上の一箇所に白い波が立ち、海鳥達が騒いで集まっています。

そういう所には魚の群れがいて、クジラも群れを追ってよくやって来るそう。

オーロラなんかもそうですが、クジラもまた、いつも見ている人は見る目が違います。

遠くにチラッと見えたヒレなども見逃しません。

残念ながら私には見えませんでしたが、クジラがそこにいたんだというだけでなんだか豊かな気持ちになりました。

←今はミュージアム&ショップになっている旧灯台。


シグナルヒル
港と街全体を見渡すことができるこの丘は、セントジョンズ一番の観光スポットです。

頂上に立つ古い建物はカボットタワー。
1901年、英国からの太平洋横断無線を最初に受信した歴史的建造物です。

初夏には氷山が流れて来ることも。
クジラが湾に入り込んで来ることもあるでしょう。


市街側街を見下ろすと・・・。

下から歩いて登ることもできます。

←手前に歩いている人が見えます。

中央の変な建物がジオ・センター。

湾側を見渡すと・・・。

このあたりはハイキングコースが整備されています。

晴れた日は気持ちの良いトレイルです。


ジオセンター
世界的にもユニークなジオ・センター。

場所はシグナルヒルの袂です。

地震か何かで埋もれてしまったようなデザインの建築で、館内は殆ど地下にあります。

ものすごく古い岩。

地下の壁は果てしなく昔からある自然の岩をそのまま利用しています。

雨の日には岩伝いに水が滴り落ちて来るそうです。

タイタニック・マップも。

かのタイタニックはセントジョンズ沖の氷山にぶつかって沈没しました。

館内にはタイタニック関連の展示コーナーもあります。


バラ(ハマナス)
ところで、この時期はバラがとてもきれいでした。

青みがかったヒューシャピンク、葉とのバランスも絶妙で目が覚めるような美しさ!

いわゆるハマナス、別名ロサ・ルゴサ。寒さに強い原種のバラです。

風土によく合っているのでしょう。野生でもガーデンプランツとしても、島じゅうにのびのびと咲いていました。


今日の夕食
夕食は今回ご協力頂いた観光局のキャシーさんのお招き。

セントジョンズのジャパニーズ・レストラン"BASHO"へ。

ここはカナディアンのための少し高級なお店です。

衝撃を受けたのはグラスに入った味噌汁。これは日本人には思いつきません。

普通にてんぷらなども有り。

モノによってはチャイニーズ系かな?という感じの料理もありました。

「とんかつ定食」とかをイメージして行くと大変なことになります。

第一、日本語が通じません。

デザートは普通にカナディアンだったりしますが・・・。

このチーズケーキは全員が絶賛。

経営者はアイランド育ちの日系2世。日本で和食の修行をした経験もあります。

この店に出るものは彼の経歴そのものと言えるかもしれません。

妥協のない丁寧な仕事で、全てが非常に美味しかったです。


心のこり
_セントジョンズの街並みを写真に撮り損ねたこと。北米最古の町の、渋い街並みを撮りたかったのです。

贅沢ですが天気がよすぎました。朝からずっと真上に太陽が照りつけて光オーバー状態。

フィルターを持っていくべきでした!
今度来たら日が傾いた頃にフォトタイムを設けようと思います。






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