コース1・グリンデルワルト基点 グリンデルワルト⇒フィングシュテック1391m⇒シュテーレック1650m |
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フィンデルシュテック行きのゴンドラは、駅から15分くらい歩いたところにあります。 乗ったらもうあっという間に着きます。 右下にグリンデルワルトを見ながら、崖っぷちを歩いて行きます。 初めて見るオシャレな茶色のブタ。 |
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なだらかな樹林帯を抜けると、岸壁の下に沿いながら進みます。 振り返ると眼下にグリンデルワルトが一望できます。 岸壁の下を過ぎると急斜面のアルプ。可憐な草花が沢山風に揺れて咲いています。 やがて道が険しくなったと思うと、きつい登りの連続 |
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きつい登りから開放されると、摩訶不思議な生物が登場。 つやつやの黒いボディ。人が近づいてもこの姿勢のまま前を見ています。 じーっつと見つめていると通りがかりのハイカーがSalamanderと教えてくれました。 このコースで10匹くらい見かけました。 |
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シュテーレックはレストランが一件あるだけ。人の気配がありません。 何組か会ったハイカー達はみなここを通り過ぎてさらに登って行きます。 ここから3時間くらい登るとシュレックホルンの山小屋があるそうです。 開けた草地からは氷河が正面に。 |
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帰り道、向こうから羊3兄弟に出会いました。 しばらく見つめあった後、道を譲ってくれました。 ありがとね。 |
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予想に反し、軽いファミリー向けコースではなかったです。 グリンデルワルトから移動などを含めても3時間あれば往復できるので、一汗かきたいときなどにちょうどいいです。 眺めや花など特筆することはないかなと思いますが、サラマンダーは一見の価値あり。 |
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この後ミューレンへ移動。 ブライトホルンの眺めがよいホテル・アルピナに泊まりました。 広いバルコニーがあり、眺めはよかったです。 |
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コース2・ミューレン基点 ミューレン⇒シルバーホルン2970m ビルク2676m⇒アルメントフーベル1907m⇒ヴィンターエッグ1578m⇒ミューレン |
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まずはゴンドラを乗り継いで、シルトホルン展望台へ登ってみました。 日本の方も多かったです。 ハイキングをしていると、ただ高いところから見渡すことに感動をおぼえなくなりました。 早々に下り、次のビルクで「え、ここで降りるの?」という視線を浴びつつ、ただ1人下車。 |
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人気配無く、ブルドーザーが行き来するような道を1人で下り始めます。 砂利と瓦礫の殺伐とした世界。ほんとにここでいいのかと不安になりつつふと見ると、瓦礫の斜面はすごいお花畑だった・・・。 このコースはフラワートレイルと呼びたいほど花が多かったです。 花はこちらにまとめました⇒花を見る。 |
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ここからアルメントフーベルまでの写真が見当たらず・・・。 この日はまたとない快晴。澄み渡った青空に白い雪を抱くベルナーオーバーラント山群を真正面に望み、燃えるような緑豊かな斜面を下るこのコースは絶景以外の何ものでもありませんでした。 |
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時々滑って降りたくなるほどの、終始きつい下り。ストック必携です。 しかしこのきつい傾斜を下っているのは私だけで、皆登ってくるんですよね。 ここは眺め的に下りだと思うけど・・・。 足元は常に緊張気味。傾斜きついです。 だいぶ下って来ました。 花で時間をとったこともあり、ここまでで約2時間くらいかかりました。 |
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この丘の向こうがアルメントフーベルです。 この辺りからハイキングコースは色々なバリエーションがあります。 |
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文句なしの快晴。 全てが絵になります。 |
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アルメントフーベルの駅とレストラン。 ミューレンからケーブルカーで5分で登れる景勝地です。 |
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新しいのでつくりが近代的な感じ。 レストランもグループに対応できるキャパがあります。 |
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景色がよい、などというレベルではありません。 絵葉書の中に入っちゃった感じ。 |
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牛も幸せそうです。 |
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ブライトホルンもぐっと近く見えます。 ここから2時間弱かけてヴィンターエッグに下りました。 やはり登って来るハイカーが多かったです。 魔法がかかったような晴天の下、すれ違ったハイカー達の笑顔が今もよみがえります。 |
コース4:ツェルマット基点 ツェルマット⇒シュヴァルツゼー約2,500m⇒ヘルンリヒュッテ3,279m |
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健脚向け登りの中級コースの代表的なのがこのヘルンリヒュッテ。 さわりだけとはいえ、一応マッターホルンの登山の一部ができるというのも大きな魅力です。 |
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本格的登りに入る前までは、魔王の城へ近づいて行くような感じ。 すごい霧の中だったので特にそんな印象でした。 これはハイキングではなく、やはり登山という気がします。 |
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最後の登りはこんな感じ。 ストックは邪魔だし危ないので、この下に自己責任で置いておくか、コンパクトにまとめ背負います。 道は一応ありますがどこに足を降ろすかはその都度考えながら、時には手も使い登ります。 |
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結局ずっとこんな天候で、山は殆ど見えませんでした。 負け惜しみのようですが、時にはこういうのもイマジネーションをかきたててよいものです。 目で見えなければ心で見る・・・!そんなことができるのがマッターホルンという山なのでは。 霧の中に隠れた巨大なものの存在を感じながら、インスパイアされた体験でした。 |